腕と脚の付け根に専用のベルトで適切な圧力を加え、
血流量を制限しトレーニングを行います。加圧した状態で運動をすると、
遅筋(赤筋)線維がすぐに悲鳴をあげ、速筋(白筋)線維が動員されるため、
多くの筋線維が使われます。これは負荷が大きな運動をしている時と同じ、
筋肉が「がんばらざるを得ない」状況に追い込まれてしまうために起こります。
しかし実際の負荷は軽いため、筋線維の崩壊は通常のトレーニングに比べて極めて
少なく、短時間のトレーニングで効率的に効果を得られるトレーニング方法です。
成長ホルモンは、脳下垂体前葉のGH分泌細胞から分泌され、代謝、骨の伸長、筋肉の回復、成長を促進するホルモンです。通称“若返りのホルモン”とも呼ばるこのホルモンが、
加圧トレーニング下では通常の約290倍も分泌されます。
筋力アップが新陳代謝を向上させるとともに、加圧による効果で血管に弾力が甦ります。これにより新陳代謝はさらに活性化し、冷え性や肩こりが改善されます。これらの効果は、結果的に脂肪が付きにくい体質をつくりだします。